11月定例法座

定例法座が11月5日(水)13時より勤まりました。
布教使は宮本尊文 氏(札幌市清田区 顕浄寺)氏にお越しいただき、「浄土と関係を持つ」という講題のもとお話しくださいました。

講中、『七仏通戒偈』(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)を引用し、仏教では何が善で何が悪かを問われました。
「私たちはたとえ自分が他者に対して善い(と思った)事をしても、それが自分に良い見返りを生まなければ、他者に対して善い事をしてやったのに...という思いが捨てられない。『歎異抄』で言うところの「すえとおりたる」(本末まで一貫)ということが仏教でいう善である」ことを述べられ、ここでは自分と他の思いが一緒になることが善であり、自分と他の思いや結果が異なることを悪であると述べられました。
そして、「自浄其意(自らの心を清める)」とは、善い者になるということではなく、どこまでも末通ることができない私であると、浄土から知らされることであり、それが聞法であるとご教示くださいました。

以上で、2025年の定例法座は無事終了しました。
次回の定例法座は来年の2月5日となります。

次回の法座は12月5日(金)6日(土)の両日13時より永代経法要が勤まります。
布教使様は林 真了 氏(富山県下新川郡入善町 圓林寺)にお越しいただきます。
詳細はこちらでご確認ください。
皆さまのご参詣をお待ちしております。