7月定例法座


定例法座が7月5日(土)13時より勤まりました。
布教使は渡邉浩伸氏(札幌市 綱遵寺)にお越しいただきました。
氏とは2023年以来のご縁となりました。
「教えを宗とする」という講題のもと『正信偈』を通してお話しくださいました。
真宗門徒が『正信偈』を日々お勤めするのは「御流には、他力信心をよくしれとおぼしめして」(『蓮如上人御一代記聞書』)と、善を積む行ではなく、他力信心をよく知れとの私たちへの促しであることを確認されました。
また、『正信偈』の「正」という字について、氏は「紛争の元は”自分が正しい”という考えです。私たちからは正しさは出てこない。自分に合っているものを正しさと選ぶだけ」と述べられました。
そして、浅田正作氏の詩(『念仏詩集・骨道を行く』「回心」)より
自分が可愛い ただ それだけのことで 生きてきた
それが深い悲しみとなったとき 違った世界が ひらけて来た
という詩を紹介し、「(時代に応じて)逆転しない正しさが自分には無い、という悲しみから歩みが始まる」とご教示くださいました。
次回は8月5日(火)10時よりお盆・報恩講に向けてのお掃除がございます。
持ち物は必要ありませんので、お手伝いいただける方は直接お寺までお越しください。
昼食のご用意もございます。
お盆参り中ですので、8月の定例法座は休座致します。