5月定例法座

定例法座が5月5日(月/祝)13時より勤まりました。
布教使は松澤正樹 氏(名寄市 智惠光寺)にお越しいただきました。
氏とは2018年以来のご縁となりました。

氏は『正信偈』「依釈段」を講題としてお話しくださいました。
依釈段とは、定例法座の勤行でも読む『正信偈』の中で、親鸞聖人が大切にされたインド・中国・日本の七人の高僧の論釈を詠まれた箇所です。
それを踏まえて、氏は経典の言葉との出あいについて、文字を独自で解釈するのではなく、宗祖がそうであったように「人を通して知り、身を通して知ることが、(我が身が)教えに響くことである」とご教示くださいました。
氏もまた「依釈段」の文言の講釈ではなく、様々な人の文言を通しながら「依釈段」全体のご自身の頂きについてお話しくださいました。


法座後には花まつりを行いました。
花まつり(降誕会/灌仏会)はお釈迦さまの誕生を祝う仏事です。
本来は4月8日に行いますが、当寺では旧暦の5月に合わせて行なっています。
参詣者には、誕生仏に甘茶をかけてもらい、甘茶と柏餅をご賞味いただきました。

次回の法座は6月5日(木)13時より定例法座がございます。
布教使は現時点では未定です。
皆さんのご参座をお待ちしております。