2月定例法座
2月の教区定例法座が2月5日(金)13時より勤まりました。
布教師様は小川 如俊 師(江別市 大恩寺)にお越しいただきました。
「煩悩(なやみ)を断たで涅槃(すくい)あり」という講題のもとお話し下さいました。
浄土真宗には、私たち真宗大谷派(お東)以外にも、本願寺派(お西)など10派あると言われています。
どの宗派も『正信偈』や『和讃』を大切に読まれますが、読み方の節やその解釈の仕方は各派によって少し異なります。
小川師は、その点を念頭に置いて他派の解釈などを引き合いにお話下さいました。
師は『正信偈』にも登場するインドの龍樹大師の
「一切の苦畏は、皆我見より生ず。我見は皆これ諸の衰と憂と苦の根本相なり」(『十住毘婆沙論』)
というお言葉を手がかりに、私たちは老いや失うこと(衰)、心配事(憂)に苦しめられるのではなく、我が思い(我見)に苦しめられることを確認されました。
次回は3月5日(金)13時より定例法座が勤まります。
布教師様は古卿 自然 師(安平町 光專寺)にお越しいただきます。
また、3月には春彼岸会もございます。
例年は3日間勤まっておりますが、今年の法座の在り方については現在検討中です。