永代教法要2020

2020年度の永代教法要が12月5日(土)の13時より勤まりました。
今年度の永代経は、コロナウイルス感染予防のため、一日開催となりました。
布教師様は、相河朋昭 師(芦別市 光明寺)にお越しいただきました。

「昔の布教師さんは「この身このままのお救いじゃ」とおっしゃっていましたが、”このまま”ということに頷けずに邪魔するものが我(自我)です。例えば同じ娘でも、自分の娘は可愛いが、他人の娘は可愛くない。私たちは”そのまま”で見る事ができない。これを偏邪と言います。その私たちに、そのまま(如)ということを知らしめんがために、私たちの世界に来られたはたらきを”如来”と言います。」と如来のおはたらきについてお話し下さいました。

そして「生まれて喜ばれ 老いて嫌われ 病んで邪魔にされ 死して忘れ去られる」ものが私たちの生き方でありますが、
「生まれて他を愛し 老いても色あせず 病んでも萎れず 死して忘れられず」という生き方となっていくものが無量寿如来に遇う生活である、とご教示下さいました。

また、永代経について、師は「永代経のご志納はお寺の仏具や僧侶の袈裟となる。これらは決して個人の物ではなく、代々とお寺の財産となる。つまり法に対するお布施である」とお話下さいました。

12月31日(木)の23時45分より除夜会を行います。
今年も参詣者の皆様に鐘を鳴らしていただく予定ではありますが、「マスク着用」「消毒」「配布予定のゴム手袋着用」「間隔を空けての待機」等の感染予防の徹底をお願い致します。
鐘の鳴る中の1月1日(金)の0時より本堂にて修正会が勤まります。
ご参詣をお待ちしております。