春彼岸会2021

2021年の春彼岸会が3月19日(金)と20日(土)の二日間勤まりました。
今年の春彼岸会は雪解けも進み、比較的穏やかな気候の中で迎えることができました。
例年は三日間勤まりますが、新型コロナウイルス感染症を考慮して一日短縮して厳修致しました。

布教師様は、八雲町より阿部 信人 師(安楽寺 若院)にお越しいただきました。

阿部 師は「人は何故生きるのか?という問いを、仏の教えに尋ねるとたった一つの答えとなる。それは”人間になるため”です」と語りかけました。
「ここでいう”人間”とは、一つに”間を生きる者”、つまり繋がり・関わり・間柄に真向かいに生きることである」として、自分を中心にしていることに気付いていないこと(我執)が、例えその間柄に一人として悪意ある者がいないとしても、知らず知らすに人を傷つけていく生き方となることをお話し下さいました。
そして、「念仏は自我崩壊の響きであり、自己誕生の産声である」という金子大栄氏の言葉を紹介し、本当に恥ずべきことを恥じない私であることを教えて下さるはたらきを、私たちは念仏としていただくことをご教示下さいました。

(一部のみ紹介)

今期の春彼岸会は 二日間にわたり滞りなく勤まりました。
若干ながらコロナの市中感染が落ち着いたとはいえ、未だ余談の許さない中にも関わらず、法座に足を運んで下さりました皆様におかれましては感謝申し上げます。

なお、各種法要は不特定多数の方が参詣されるため、万が一、感染者が発生した場合の対応として、今回の法要より参拝者名簿を作成し、各自で筆記していただいたものを回収箱で回収することと致しました。
参詣の際は筆記と回収のご協力をお願い致します。

また、納骨堂の参拝をされる方々におかれましても、感染対策にご協力下さりまして有り難うございます。
参詣の際は引き続き、マスク着用、手指消毒、体調不良の場合の参詣自粛のご理解とご虚力のほどお願い致します。

さて、次回の法座は、定例法座が4月5日(月)の13時より勤まります。
布教師様は石畠 正敏 師(むかわ町 願照寺)にお越しいただきます。
皆様のご参詣をお待ちしております。

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