春彼岸会2019
2019年度の春彼岸会が3月19日から21日までの三日間にわたり勤まりました。
今年の期間中は少し寒さが戻りましたが、例年と比べて雪も少なく穏やかな彼岸会を迎えられました。
布教師様は、北広島市より村上正道 師(明静舎)にお越しいただきました。
隔年にお越しいただいておりましたが、師のご都合もあり、当寺春彼岸会の教壇には久々の登壇と相成りました。
村上師は『歎異抄』の「念仏には無義をもって義とす」というお言葉を、三日間にわたり丁寧にお話し下さいました。
「私たちは自分の簡(えら)んだものに価値を見出す。例えば幸せというものにも健康で、仕事があって、家族・友人がいて…と条件をつけていく。しかし、その条件が苦悩となっていく」「弥陀の本願は無為である。簡ばない、つまり好き嫌いがない。無為の本願(彼岸)に遇うから、無数の条件と原因によって成り立ち、他人のせいにはできない自分自身の在り方を知らされる」とご教示下さいました。
本年度の春彼岸会では、ご懇志下さいました方々に2019年度版の『今日のことば』をお返しさせていただきました。
これは今年度の『法語カレンダー』の随想集となっておりますので、カレンダーをお持ちの方は合わせてご一読下さい。
次回の法座は4月5日(金)13時より定例法座がございます。
布教師様は常宝寺前住職の日馬章詔 師(岩見沢市栗沢町)にお越しいただく予定です。
皆様のご参詣をお待ちしております。