報恩講2020

眞光寺の報恩講が9月13日(日)より15日(火)にかけて勤まりました。
報恩講は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の遺徳を偲びつつ、本願念仏の教えを確かめる真宗門徒にとって最も大切な法要です。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年と日程が異なっております。
13日の初逮夜は院内(僧侶と寺属)だけで勤まりました。

14日は14時より、大逮夜兼日中が参詣者と共に勤まりました。
参詣者だけでなく、僧侶も勤行時にはマスク着用と間隔を空けて座っていただきました。
今年は日程短縮の都合で『御伝鈔』は拝読せず、拝読文として宗祖のご生涯を耳にする機会は『御俗姓』のみとなりました。
(写真は三明寺御住職による『御俗姓』の拝読)

今年の報恩講は、多くの真宗寺院が院内で勤めていると聞き及んでおります。
当寺も例年は遠方近隣より多くの御法中が御参詣下さっておりますが、今年はご案内を縮小して勤まりました。

布教師様は亀田 基 師(新ひだか町三石 知恩寺住職)をお迎え致しました。
亀田師は「報恩講は、本当に大事なものは何かを確かめていく場である」と期間を通してお話し下さいました。
「雑行を棄て 本願に帰す」という宗祖が浄土真宗に遇われた感動を表したお言葉を引用されて、「”捨”という字ではなく、”棄”と表されたのは、なかなかできないがやっていかなければならないという意味である。そして、”帰”という字は元の場所へ戻るということではなく、そこで人生の本番を生きていくという意味がある。浄土に往生する、すなわち浄土のいのちを今、生きて下さい」とお話し下さいました。

15日の御満座をもちまして眞光寺報恩講は恙無く勤まることができました。
コロナ禍での報恩講ではありましたが、多くの方が足を運んで下さいましたこと、また、多くの御懇志を頂戴しましたことを御礼申し上げます。

さて、次回は9月22日(火・祝)の13時より秋彼岸会が勤まります。
布教師様は、村上 正道 師(北広島市 明静舎)にお越しいただく予定です。
御参詣をお待ちしております。

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