おみがき/9月定例法座
9月5日(火)10時より「おみがき」を行いました。
有志の方々によって、報恩講で使用する仏具の汚れが落ちて、各々煌びやかな姿となりました。
初参加の方のお手伝いも頂いたようで大変有り難いことです。
お昼休みを挟んで、13時より仏間にて9月定例法座が勤まりました。
布教使様は今年も黒松内町の金石潤導氏(開正寺住職)にお勤め頂きました。
お座の中で、『浄土論』の「観仏本願力 遇無空過者(仏の本願力を観ずるに、遇うて空しく過ぐる者なし)」について、氏が最近味わわれていることをお話し下さいました。
「空過」に触れる際に、暇と退屈は同義で使われがちですが、「暇=時間があること」「退屈=不安(寂しさ・やるせなさ)」であることから、非なるものであることを例を挙げながらお話し下さりました。
そして、「暇でないのに退屈であること」が私たちの一番の問題であり(空過)、その不安から道を求めてやまない心が起こってくることを示し、仏事は暇つぶしなどではなく、先達より脈々と受け継がれて仏事とまでなったその精神に出遇う機会であることを、報恩講を迎えるにあたりご教示下さいました。
次回の法座はいよいよ報恩講です。
詳細はこちらでご確認下さい。
皆様のご参詣をお待ちしております。