3月定例法座

3月の定例法座が、3月5日(火)13時より勤まりました。
3月は教区より布教使が派遣されない自主定例となることから、秦 智秀 氏(小樽市 正覚寺)に直接ご依頼してお越しいただきました。
秦氏は長年、北海道教区の青少年教化活動の場で活躍しておられることから、子供(小さな人)たちとの関わりの中での気付きを中心にお話し下さいました。

講中、「仏の教えを聞くとはどういうことか」という点について、木越康氏(大谷大学前学長)の「無知は、罪か。」という講題についてのインタビューを交えながら「世間的には知識が多いことが立派ですが、仏の教えを聞くということも同様に捉えていないでしょうか。むしろ知らないことが増えていくことで、自分がちっぽけであることを知り、それが人間の深さと世界観の広さに繋がっていく」とお話し下さいました。
そして、「知識や経験が豊富な大人は立派でしょうか。仏の前では大人も子供も同じ平座です。無常(老病死)は大人だけの問題ではなく、子供も抱えています。子供の声に対して、知っている・分かっているという立場で聞いていると話が聞けなくなる」とし、私たちの抱える根本煩悩である無明とは「分かっているという暗さ」ではないかとご教示下さいました。

次回の法座は、3月18日(月)19日(火)20日(水/祝)の各日13時より今年度の春彼岸会が勤まります。
布教使様は皆田 法士 氏(札幌市 清風寺)にお越しいただきます。
3日間通してのご参詣はもちろん、いずれかの日のご参詣も含め、広くご参詣をお待ちしております。

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